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こんばんは、子供の着物専門店 Ameria Japonica -アメリア ジャポニカ- -コドモノキモノ-です☆
今日は、ちょこっと私のことを書きたいと思います。 私が和裁を始めたきっかけは、前職にブライダル衣装のお店で働いていたことが関係しています。 なんとなく大学生活を過ごしていた私は、就職を前に、自分のやりたいことがまったく見えない状態でした。 「この年にもなって、やりたいことが見つからないなんて、私はなんてバカなんだろう…」と、当時、自分自身にがっかりしていました。 そこで、まずは、何でもいいから一生懸命働くこと、お金を貯めること、そのお金で一生の仕事を得ること、を目標に決めました。 いろいろな業種のたくさんの企業に就職活動をしましたが、ご縁のあったのが、ブライダル衣装のお店でした。 特別ブライダルに憧れがあった訳でもなく、ファッションに敏感なタイプでもない私でしたので、今思うと不思議なご縁だったと思います。 でも、様々な晴れの日の衣装に触れる毎日の中で、日本の晴れの日を思う心や伝統、人と人が出会うことの奇跡を感じられたことは、今の私の基礎になっていると思います。 ブライダルの仕事をする中で、特に私の心を魅了したのは和服でした。 色や柄、歴史に文化、学ぶほどに奥が深く、着付けを習い始めたこともあって、和服が生活の中心にあるようになっていきました。 「和裁士」という方がおられることを、やっとこのころに知りました。 一生の仕事=和裁 と結びついたのです。 とっても大好きな会社でしたが、和裁士になると決め、和裁の修業を始めました。 和裁を学び始めると、それがとっても楽しかったのです。 1枚の反物が、私の手の中で着物になっていくのがうれしくて、金銭的には厳しい毎日でしたが、和裁を辞めたいと思ったことは一度も有りませんでした。 和裁をはじめて最初の年、もっともっと縫って上手くなりたい!と思った私は、家に帰ってからも製作を続けていました。 けれど、大人物の反物は高くてそうなんども縫えるものでは有りませんでした。 そこで、気軽に手に入る服生地で着物をつくろう! 生地が少なくてもできる子供サイズの着物を作ろう! と思いたったのです。 作り続けるだけでは、どんどん子供サイズの着物が増えてしまいます。 出来た着物はインターネットのオークションサイトで売ることにしました。 売り始めると、なんと!購入してくださる方がいらしたのです! 始めて自分で作ったものが売れた時の喜びは、忘れることができません。 多くの方がお誕生日やお雛祭りなど記念日用にご購入されていました。 お客様の大切な日に着物という形で携われることで、とても、とても幸せな気持ちになりました。 一生の仕事=和裁=子供の着物 と結びついていきました。 今はネットオークションから別のサイトへと移動し販売を続けておりますが、 自分で作ったものを気に入っていただける嬉しさ、購入していただける嬉しさ、実物を喜んでいただける嬉しさは、私の中では他のものには替えることのできない喜びです。 これ以上のものには出会うことはない気がしています。 今、子供の着物を縫えることが、幸せです。 ありがとうございます。
by ameria_japonica
| 2014-06-05 23:48
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